
なにもしていないのに調子がいい ふだんの「呼吸」を意識して回復力を高める
森田敦史
この本について
気づくと肩に力が入っていたり、気分が落ち着かないまま仕事を始めてしまったり。忙しさのせいだと思いがちですが、実は「息が浅いだけ」という場面、けっこうあるんですよね。自分でも理由がよく分からない緊張が抜けないとき、どうすればいいのか手がかりが見えなくて、僕もずっとモヤモヤしていました。 この本は、大げさなトレーニングではなく、ふだんの呼吸のクセを少しずつ整えていく内容が中心です。たとえば、無意識に胸を張りすぎていると呼吸エリアが上がってしまい、体がずっと「緊張モード」のままになること。逆に、体を少し丸くして呼吸の位置を下げるだけで、勝手に力みが抜けていく感覚があること。さらに、相手の話を聴くときでさえ、息を吸いきった状態かニュートラルかで、相手の話しやすさが変わるという指摘は、かなり現実的で納得度が高かったです。 呼吸って、気を抜くとすぐ浅くなるし、クセは自力ではなかなか気づけません。でも、1日3万回している行為をほんの少し整えるだけで、体の疲れ方や人との関わり方まで変わる。大げさな変化ではなく、「あ、いま楽だな」と分かるレベルの改善がちゃんと積み上がるところが、この本の良いところだと思います。 自分の力みぐせにうっすら気づいているけれど、どう直せばいいか分からない人に、特に刺さる一冊です。
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