
考える力がつく本―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門
池上 彰
President Inc / 2016-09-30
この本について
ニュースを見ていて「なんでこうなったんだっけ」と途中でモヤッとしたり、知らない言葉が出てきてもそのまま流してしまったり。自分でも気づかないうちに、表面だけをなぞっているような感覚ってありませんか。僕もずっとそうで、情報の波に飲まれたまま「理解したつもり」で終わってしまうことが多かったです。 この本が効いたのは、ものごとを整理するための“具体的な入口”をくれたところでした。たとえば、過去→現在→未来、世界→国家→個人という順で眺めるだけで、ニュースの背景が驚くほど見えやすくなること。わからない言葉を放置せず、意味や由来まで調べるだけで、理解の足場が一段固くなること。そして、知ったつもりの内容を人に伝えようとしてみると、自分の理解の穴がそのまま浮き彫りになること。この三つは、日常でそのまま使える実感がありました。 全体としてこの本は、「考える力」という大きなテーマを掲げつつも、やるべき行動はとても地に足がついています。情報をそのまま飲み込むのではなく、「そもそもどうして?」「誰が得をするの?」と一歩だけ踏み込む。その小さな癖づけを繰り返すだけで、世界の見え方がゆっくり変わっていく感覚がありました。 自分で考える土台をつくりたい人。ニュースを“わかったつもり”で終わらせたくない人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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