
プレイングマネジャーの戦略ノート術
田島 弓子
ダイヤモンド社 / 2016-10-06
この本について
プレイングマネジャーをやっていると、「メールは送ったのに伝わってない」「指示したつもりが動いてくれない」「なんとなくチームの空気が重い」みたいな、小さくて説明しづらいモヤモヤが積み重なる瞬間があると思います。自分のやり方が悪いのか、そもそもやり方が分からないのか、その境目すら曖昧なまま日々が過ぎていく感じ、すごく分かります。 この本が効くのは、こうした“微妙だけど放っておくと効いてくる違和感”を具体的な行動レベルに落としてくれるところです。たとえば、メールはあくまで「ログ」であって、人を動かすにはアナログでの接点が必要だという視点。送りっぱなしは「情報を送った」だけで、「部下に届いた」わけではないという話は、自分の仕事の振り返りにそのまま使えました。また、ノートや手帳を「自分の司令塔」にして、チーム全体の動きを整理するというアプローチも、忙しさに追われるプレイングマネジャーにはかなり実務的です。 そして何より、部下との信頼関係は名言でもテクニックでもなく「日常の5秒」の積み重ねだと言い切ってくれるので、妙な精神論に振り回されずに済むのもありがたいところです。チームの成果を自分一人の努力で背負い込んでしまいがちな人ほど、視点のリセットになるはずです。 「数字以外の部分で、どうチームを前に進めればいいか迷っている人」に特に刺さる本だと思います。
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