
1年で成果を出すP&G式10の習慣
杉浦里多
祥伝社 / 2013-02-10
この本について
仕事のメモを書いていて、「何を伝えたいのか自分でも分からなくなる」「背景を書き始めたら余計に長くなる」、そんな感覚に心あたりがある人は多いと思います。僕も同じで、結局“書きながら考えてしまう”せいで時間も質も落ちる時期が長く続きました。 この本を読んで少し視界が開けたのは、メモを“短くする”ノウハウよりも、「そもそも何を考えていなかったのか」を教えてくれるところでした。目的から逆算して構成を決める、一つの主張にきちんと根拠を添える、背景情報で“なぜその話をするのか”を示す。どれも当たり前に見えるのに、実際には抜け落ちていることばかりで、試してみると判断のスピードも確度も一気に変わります。特に、10語を8語にするための地味な削り込みは、思考を研ぐ作業そのものだと実感しました。 もう一つ刺さったのは、「やらないことを決める」や「デレゲートの本質」の話です。単に仕事を振るのではなく、決定権ごと任せる覚悟があるかどうか。これができないと、いくら生産性の本を読んでも状況は変わらないよな…と、耳が痛い一節でした。 丁寧に考えて仕事を前に進めたい人、そして“書くことで自分の頭を整えたい人”にはかなり合う一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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