
恋愛で暴走しないための技術 (幻冬舎plus+)
二村ヒトシ, アルテイシア, 仲俣暁生, and 中野信子
幻冬舎
この本について
恋愛で痛い目を見るたびに、「なんで毎回同じパターンなんだろう」と立ち止まることがあります。気持ちが盛り上がると冷静さが消えて、相手に左右されて、やるべきことまで手につかなくなる。頭ではわかっているのに止められないあの感じ、けっこうしんどいんですよね。 この本は、その“暴走モード”の正体を、脳内ホルモンや行動のクセから丁寧にほどいてくれます。たとえば、ドーパミンの報酬系にハマることで「苦しいのにやめられない恋」が生まれること。快楽と幸せは全然別物で、そこを区別できないと同じ失敗を繰り返すこと。そして「自分が何を欲しているのか」が曖昧だと、相手に振り回されるのは必然だという視点。どれも抽象論ではなく、日常の自分にそのまま当てはまる話ばかりでした。 読みながら、「恋している相手を愛することはできない」という言葉の意味が少しわかった気がします。興奮で突っ走る“恋”と、安定をつくる“愛”を分けて考えるだけでも、関係の見え方が変わってくる。同時に、対話を避ける相手や、改める気のない人に期待を抱き続けて自分をすり減らす構造も、自然と整理されていきます。 強い感情に振り回されがちな人や、「また同じ恋愛をしてしまった」と感じている人には特に刺さると思います。恋愛をうまくやるためというより、自分の心の扱い方を知りたいときにそっと役に立つ本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
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