
「動じない」心のコツ
枡野 俊明
この本について
人と話しているとき、つい反射的に言い返してしまったり、ちょっとした一言が気になって一日中ひきずってしまうことってありませんか。頭では「気にしすぎだ」とわかっていても、心のほうがついてこない…僕もずっとそのループにいました。 この本は、そんな瞬間の揺れにどう向き合うかを、とても現実的な温度で教えてくれます。例えば、腹が立ったときに「数秒、言葉にしないで腹に落とす」というやり方は、実際に試してみると意外なくらい効きますし、相手と意見がぶつかる場面で、あえて「そうですね」と一度受け止めることで、余計な衝突を避けられることも増えました。また、夜に携帯の電源を切るという一見地味な習慣も、心のざわつきを鎮める時間をつくる意味ではかなり実践的です。 読んでいて強く感じたのは、外側の出来事よりも「自分の心のクセ」を整えるほうが先なんだということ。動じないとは鈍感になることではなく、一時の感情に流されすぎない土台をつくることなんだと思います。 人間関係で疲れやすい人、つい反射で言葉を返して後悔しがちな人には、特にしっくりくる一冊です。僕自身、全部を完璧にできているわけではないですが、日々の小さな揺れと付き合うときの「持ち手」が増えました。
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