
ブロックチェーン革命--分散自律型社会の出現 (日本経済新聞出版)
野口悠紀雄
日本経済新聞出版社 / 2017-01
この本について
ブロックチェーンの話を聞くたびに、「結局どこがすごいのか」「銀行のシステムと何が違うのか」が分からないまま、なんとなく置いていかれている感じってありませんか。自分もまさにその状態で、この本を読むまでは、技術の話というより“遠い世界のニュース”のように扱っていました。 読んでみて一番助かったのは、パブリック型とプライベート型の根本的な違いを、技術革新のスピードという視点で説明してくれたことです。開放的な仕組みがなぜ強いのか、逆に銀行が閉じたネットワークを好む理由は何か、日々ニュースで見る話題の背景が急に立体的になりました。また、金融に規制が多いのは「巨大で影響が大きいから」という当たり前のようで見落としがちな前提を押さえたうえで、そこにブロックチェーンが入ると何が変わるのかが具体的に追えるのもありがたかったです。さらに、データの真正性を個人でも確認できるようになると、働き方や組織の在り方まで揺れる…という視点は、技術書というより社会の読み解き方に近い感覚でした。 「テクノロジーの話に置いていかれがちだけど、本質だけはつかんでおきたい」という人ほど刺さる一冊だと思います。技術を礼賛するでも恐れるでもなく、現実的なラインで未来を考えたいときにちょうどいい距離感の本でした。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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