
野村證券第2事業法人部
横尾宣政
この本について
仕事で人と向き合う時、「この人は今、何を求めているんだろう…」と分からずに動きが止まることがよくあります。電話すべきか、待つべきか。踏み込みたいけど、距離感を間違えそうで怖い。自分も営業でも企画でも、相手の温度が読めなくて空回りした経験が何度もあります。 『野村證券第2事業法人部』が面白いのは、そうした“読み切れない相手”との距離を、泥臭いほど具体的な行動で埋めていくところです。たとえば、客が電話で質問した内容を全部拾い、そこから「焦りやすいタイミング」を分析して最適な連絡時期をつかむ話。これって営業に限らず、相手のクセを観察して仕事の段取りを変えるヒントになります。また、新人が“クレームを抱えた相手”に飛び込む場面は、恐怖よりもまず「聞くこと」さえできれば関係は動くという、身もふたもないけど本質的な気づきをくれます。さらに、外交回数より「担当企業に対してどれだけ知恵を絞ったか」が効くという視点は、量より質をどう担保するか悩んでいる時に刺さるはずです。 派手な成功論というより、現場での観察・分析・小さな工夫が積み重なっていく一冊です。数字に追われる人より、「相手の反応が読めないまま動き続けて疲れてる人」にほどしっくりくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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