
捨てる 残す 譲る 好きなものだけに囲まれて生きる
フランシーヌ・ジェイ and 弓場隆
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2017-03-24
この本について
部屋を見渡すたびに「なんでこんなに時間がないんだろう」「気持ちばかり落ち着かないな」と思うこと、ありますよね。片づけたい気持ちはあるのに、どこから手をつければいいか分からないまま、気づけば同じ景色を何年も見続けている。自分でも薄々分かっているけれど、モノに引っ張られて日常が重くなる感覚、よく分かります。 この本が面白いのは、「減らすと楽になる」という抽象論ではなく、モノと自分の関係を一度フラットに見直す視点をくれるところです。役割がはっきりしているモノだけを残す考え方は、判断がぶれがちな場面で助けになりますし、「飾っておきたいと思うだけで残す価値がある」という基準は、無理やり全部削ぎ落とさない安心感があります。そして、持ち物そのものより、そこから生まれる手間やコストに目を向ける話は、日々のバタバタの正体が実は“所有しすぎ”にあるかもしれないと気づかせてくれます。 自分の暮らしを軽くしたいのに、何を手放すべきか判断できずに足踏みしている人には特に響くと思います。物量そのものより、「自分の時間と気分をどこに使いたいのか」を問い直す一冊でした。
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