
面倒だから、しよう (幻冬舎文庫)
渡辺和子
幻冬舎 / 2017-04-11
この本について
最近、手を抜こうと思えばいくらでも抜けてしまう場面が増えたな、と感じます。仕事でも家でも、面倒なことを後回しにして、結局あとで自己嫌悪になる。笑顔でいたいのに、余裕がなくて表情が硬くなる。そんな日が続くと、「ちゃんと生きるって何だろう」と足が止まります。 『面倒だから、しよう』は、そんな小さなつまずきに向き合う時の支えになります。立派なことを求められるわけではなく、「心をこめて一つの行いをやってみる」ことで、自分の顔つきや態度が静かに変わっていく感覚が描かれています。たとえば、雑にした時に雑用が生まれるという視点や、迷った時に怠け心と向き合うことで自分らしさが見えてくる、という言葉は、そのまま日常の行動に落とし込みやすいんですよね。そして、誰かのために祈るように皿を並べたら、相手が変わったかは分からなくても、自分の仏頂面が消えていたという話に、妙なリアリティがあります。 派手な成功とか即効性とは無縁ですが、「毎日の小さな選択で、自分の心をどう整えるか」を考えたい時に、静かに効いてきます。丁寧に生きたいと思いつつ、現実ではつい荒っぽくなってしまう自分に悩む人に刺さる本だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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