
自分を躾ける
加藤ゑみ子
この本について
最近、「気持ちが乗らないまま毎日を回してるだけかもしれない」とか、「大人としての余裕ってどうやって身につけるんだろう」といったモヤモヤを抱えている人、けっこう多い気がします。僕自身も、気分に振り回されたり、人との関わりで小さく消耗したりして、もう少しうまくやれないものかと何度も考えてきました。 『自分を躾ける』は、そんな迷いに対して大げさな理想論ではなく、生活の中でできる“ごく小さな行動”に視点を戻してくれる本です。たとえば「快適さは気分の良さで、気分は行動からつくれる」という説明は、停滞しているときほど効きました。まず寝る、まず動くというシンプルさが、ややこしい思考より先に効いてきます。また、辛抱についても「耐える」ではなく「自分をコントロールする力」と捉えるところが特徴で、気を散らさずに淡々と積み上げる感覚が、実際の仕事でもそのまま使えました。さらに、素直さや優しさも“習慣で身につく性質”と扱うので、生まれつきではなく練習次第で変わるという安心感があります。 劇的に変わるというより、日常の所作や考え方のクセをひとつずつ整えていくことで、気づけば自分の可動域が広がっている。そういうタイプの本です。丁寧さや粘り強さを「才能ではなく行いで育てたい」と思っている人には、とても相性がいいと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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