
転職が成功する面接力トレーニング
箱田忠昭
この本について
転職を考え始めたときに一番しんどいのって、「自分は何を望んでいて、どこへ行きたいのか」を言葉にできない瞬間だと思います。頭の中ではなんとなく分かっている気がするのに、いざ面接で聞かれると一気に霧がかかったようになる。自分でも整理できていないことを、初対面の相手にうまく伝えるなんて無理があるよな…と、僕も何度も感じました。 この本が効くのは、その霧をゆっくり晴らしていくように、自分の目的と相手の事情を同時に見に行く視点をくれるところです。「転職してどうしたいのか」「何を得たいのか」を、先に自分の言葉で持っておく。これはよく聞く話のようで、やってみると意外と難しい。でも、本書の問いかけに沿って書き出していくと、感情と事実の境目が見えてきて、表現に迷う時間が少しずつ減っていきます。 もう一つ大事なのは、面接を“自分を売り込む場”だけでなく、“相手が理解しやすい場”として捉え直すこと。相手の立場や欲している情報を想像するだけで、伝え方の角度が変わります。売り手と買い手、という言い方をすると身構えますが、要は「相手に伝わる順番で話す」というだけの話で、これができると面接の空気が一段落ち着くんですよね。 自分の考えをまとめきれないまま転職活動に入ってしまった人に、特に刺さる本だと思います。自信を盛るのではなく、考えを整えることで自然と話せるようになる。その地味だけど確かな変化を求めている人にはちょうどいい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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