無意識と対話する方法 - あなたと世界の難問を解決に導く「ダイアローグ」のすごい力 - (ワニプラス)

無意識と対話する方法 - あなたと世界の難問を解決に導く「ダイアローグ」のすごい力 - (ワニプラス)

前野 隆司、保井 俊之

ワニブックス / 201702

累計読者数3
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star総合評価 60/100
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この本について

仕事でも日常でも、議論がうまく噛み合わない時ってありますよね。相手の主張の正しさを測りにいくほど、自分の中のモヤモヤはむしろ増えてしまう。僕もよく会議で「そもそも何が問題なんだっけ」と立ち止まることがあります。 この本が面白いのは、そんな行き詰まりに対して「判断を保留する」という、いきなり答えを出そうとしない姿勢をちゃんと実践レベルで扱っているところです。聞く・大事にする・保留する・出すの4つを軸に、他者だけでなく自分の無意識とも対話するという視点が入ってくる。会議で最初の50分が雑談のようで、最後の10分で一気に決まるあの感覚を、意図的に扱えるようになると言えば伝わるでしょうか。論理ではなく「古層」に潜ることで、そもそもの問いの組み立て直しが起きる、あの静かな変化を説明してくれます。 また、対話を通じて自分の感情や奥の層が動き出す感覚がある人にはしっくりくるはずです。相手に勝つためのディベートとは真逆で、どちらが正しいかを決めずに進めるからこそ、新しい選択肢が見えてくる。小津安二郎の『東京物語』のように、言葉少なでも通い合う瞬間が持つ力を、理論と実例の両方で丁寧に説明しています。 「目の前の課題がずっと同じ場所で渋滞している気がする人」に、静かに効いてくる本です。

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