
なんでお店が儲からないのかを僕が解決する
堀江貴文
ぴあ / 2016-10-01
この本について
飲食の話って、どうしても「頑張れば報われるはず」とか「良いものを出していれば客は来る」みたいな精神論に寄ってしまいがちですよね。実際は、味に自信があっても値付けで迷ったり、毎日まわすだけで精一杯で、長く続けられる形になっているのか不安になることが多いと思います。僕も似たモヤモヤを抱えていた時期があって、この本を読んだときに視界がパッと広がった感覚がありました。 刺さったのは、著者が「値段を下げるか、根性で乗り切るか」の二択ではなく、もっと現実的で、ちゃんと人を幸せにするやり方を提示してくれるところです。例えば、腕に自信があるなら思い切って高級に振るという発想。中途半端に万人受けを狙うより、自分の料理を本当に評価してくれる人に向く。あるいは、機械化や仕組み化を使って無理のない運営に変えていく視点。誰かが疲弊した時点でビジネスとして破綻している、という考え方は、飲食以外の仕事にもそのまま効きます。 もう一つは、「経験を取りにいく姿勢」の強調です。食べ歩きや他ジャンルからの着想を、恥ずかしがらずに次の一品に落とし込む。パクるのではなく、一歩先に進める。その繰り返しが“また来たい”を生むという話は、創作に関わる人なら共通して刺さるはずです。 自分のこだわりと、ちゃんと稼ぐことの両立で悩んでいる人に向く一冊だと思います。読んだあと、「もっと自由に発想していいんだ」と軽く肩の力が抜けました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
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