
「数字」が読めると本当に儲かるんですか?
古屋悟司 and 田中靖浩
日本実業出版社 / 2017-04-01
この本について
売上は伸びているはずなのに、なぜかお金が残らない。忙しいのに、手元の数字を見ると不安ばかり増えていく。小さな商売をしていると、こういうモヤモヤって、一度は通る道だと思います。僕も「売上さえ上がれば何とかなる」と信じて走っていた時期が長くて、でもその先に待っていたのは資金繰りの焦りでした。 この本がすごいのは、「もっと頑張れ」とか「値上げしろ」とか、そういう抽象的な話ではなくて、具体的に目を向ける数字を変えるだけで景色が変わる、というところです。たとえば、限界利益率を出してみると、売れているのに利益を食いつぶしている地雷商品が見えたり、逆にほとんど手をかけていないのにしっかり利益を出してくれている商品がわかったりします。人を雇うときの基準も、「仕事が回るかどうか」から「固定費として耐えられるか」に視点が変わるだけで、だいぶ判断が落ち着きます。さらに、予測ベースでも資金繰り表を作っておくと、「来月どこで詰まりそうか」が前もって見えるようになり、不安の正体がぼんやりではなく輪郭を持ちます。 数字に強い必要はなくて、むしろ数字が苦手な人ほど読んだほうが楽になる本です。とくに「売上を目標にしているのに、なぜか利益がついてこない」と感じている人には、かなり刺さると思います。経営でも副業でも、小さくやっている人ほど武器になる一冊でした。
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ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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