
一生、同じ会社で働きますか?
山崎元
文響社 / 2017-06-28
この本について
仕事のことを考える時間が増えるほど、「このまま続けて大丈夫なんだろうか」とか「転職を考えるだけで気持ちが不安定になる」といった揺れが出てきますよね。状況を変えたいけれど、何を手がかりにすればいいのか分からないまま時間だけが過ぎていく感じ、僕自身もよくあります。 この本が面白いのは、「転職しようか迷う」という曖昧な悩みを、もっと扱いやすい形にしてくれるところです。たとえば、退職目標日を決めておくという発想は、逃げ道を作ることで日常の判断が落ち着くし、成果主義をゲームとして見るという視点は、会社の理不尽さに振り回されすぎない工夫としてかなり現実的です。また、時間・お金・自由が交換可能だと捉える考え方は、自分が何に疲れているのかを整理する助けになります。 読み進めていくうちに、転職そのものより、「自分がどんな働き方を続けたいのか」という軸の方が大事なんだと静かに気づかされます。特に、今の会社がしっくり来ないけれど、いきなり環境を変える勇気も出ない…そんな人にはちょうどいい距離感の本だと思います。 迷いながら働いている人、そしてその迷いをもう少し丁寧に扱いたい人に刺さる一冊です。
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