
年収が10倍になる速読トレーニング
苫米地英人
この本について
仕事に追われていると、読書の時間を確保するどころか、一冊読んでも「結局なにが残ったんだっけ…」という感覚になりがちです。速く読む技術にも興味はあるけれど、目を動かす訓練のような方法にピンと来ないまま、なんとなく距離を置いてきた人も多いと思います。僕もそのひとりでした。 この本が面白いのは、速読を“目の筋トレ”ではなく“思考の構造づくり”として説明してくれるところです。著者が見ている世界を先につかむことで文章の理解が一気に早くなる、という視点は読んでいて腑に落ちました。プロローグをざっと眺めて著者の立場を把握してから読み進めるだけで、情報の流れ方が変わる感覚があります。また、単語を逐一追うのではなく、段落ごとにイメージ化して捉えることで、理解のスピードが伸びるという話も、実際に試すと「確かに」と思える現実的なアプローチでした。 さらに、何度も読むことでゲシュタルトが構築され、初読があくまで“事前処理”にすぎないという指摘も刺さります。確かに、一回読んだだけでは「読んだつもり」で終わってしまう本ほど多いわけで、これは読書の質を変える一歩になります。 本気で速く読めるようになりたい人よりも、「いまの自分の理解力や情報処理の限界をもう少し広げたい」と感じている人にほど刺さる本だと思います。読書そのものの捉え方が少し変わります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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