
「とにかく優位に立ちたい人」を軽くかわすコツ
石原 加受子
学研プラス / 2017-08-29
この本について
人間関係で「なんであの人はあんなに自分を大きく見せたがるんだろう…」とか、「こっちは丁寧に接してるつもりなのに、なぜか振り回される」といったモヤモヤに、心当たりがある人はけっこう多いと思います。相手の言動の裏を読もうとして疲れたり、争いたくないのに我慢し続けて限界がくる、あの感じです。 この本は、そういう“優位に立ちたい人”の心理を解説する本ではあるのですが、読み進めていくと、自分がどれだけ相手に合わせて生きていたのかにも気づかされます。たとえば、相手の言行不一致に振り回される理由は、自分が相手中心で考えすぎていたからだとか、責任を恐れるあまり判断を放棄してしまうと、ますます相手の土俵に引き込まれてしまうとか。こういう視点の転換が、妙に現実的なんです。 そして一番効いたのは、「戦わないことで結果的に勝つ」という考え方でした。相手を理解しようとしすぎない、自分の欲求を抑え込まない、必要な距離を取る。このあたりは、読んでから実際のコミュニケーションの場面で少しずつ使えるようになってきて、肩の力が抜けました。相手を変えようとする力みが減ると、自分のペースが戻ってくる実感があります。 自分より強そうに見える人に妙に支配されてしまう感覚がある人、または「仲良くしなきゃ」と思い込みすぎてしんどくなりがちな人には、かなり刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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