
一流の人に学ぶ心の磨き方
永松茂久
かんき出版 / 2017-09-11
この本について
最近、人の評価に振り回されている感覚が抜けないことがあります。SNSで誰かの成果を見て落ち込んだり、仕事でも「すごい」と言われたい気持ちが先に立ってしまって、目の前のことに素直に向き合えなくなるあの感じです。頭では分かっていても、つい比較のクセが戻ってくるんですよね。 この本が刺さる人は、まさにそのループから静かに抜け出したい人だと思います。読んでみて印象的だったのは、「評価はおまけ」と考える一流の人の視点でした。誰かと比べて落ち込んだら相手をいったん忘れて、自分のやるべきことに戻る。その、ごく当たり前だけど見失いやすい姿勢を淡々と書いてくれています。勢いに乗りながらも図に乗らない、という表現も現実的で、調子がいい時ほど足元を確かめようと思えました。 もうひとつは、言葉の使い方を丁寧に扱う姿勢です。ポジティブな言葉を機械的に唱えるとかではなく、日々の小さな選択で自分の心を少しずつ整えていくという距離感がちょうどよくて、無理なく生活に混ざります。「昨日の自分より少しうまく」を基準にする考え方も、比べる相手を外側から内側に戻してくれる感じがありました。 人の視線より、自分の心の状態を軸にしたい人に向いている本です。大きな変化というより、毎日の立ち止まり方が少し楽になるタイプの一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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