
絶対会社を潰さない社長の口ぐせ
小山 昇
KADOKAWA / 2017-09-21
この本について
経営の本を読んでいると、「理想は分かるけど、現場ではそんなにきれいに動かないんだよな…」とつい思ってしまいます。特に、売上が伸びない時期や、社員の温度感がバラバラなときは、何を基準に判断すればいいのか迷いがちです。私もそこをずっとぐるぐるしていました。 この本が効いたのは、難しい理論よりも「現場でどう判断するか」の基準が、やたら具体的に書いてあるところでした。たとえば、援助に頼らない姿勢や、攻めと守りの経費の切り分けは、読んでいて耳が痛いけれど、翌日から数字の見方が変わります。お客様に接するところの経費は削らない、粗利益額を会社の実力として扱う、といった考え方も、迷ったときに戻れる“判断の拠りどころ”になります。さらに、現場から情報を吸い上げる仕組みや、賞与や評価をどう連動させるかといった話は、「社員は会社の利益にそこまで関心がない」という現実を前提にしていて、妙に腑に落ちました。 経営の正しさを求めるというより、混乱しやすい局面でどう立て直すかを知りたい人に向いている本だと思います。特に、外部環境のせいにできないと分かっていながら、会社をどう守ればいいのか迷っているときに手元にあると、変に気持ちを煽られずに冷静な判断に戻してくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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