
悪魔とのおしゃべり
さとう みつろう
サンマーク出版 / 2017-10-20
この本について
最近、どうにも「自分の努力で何とかしないと」と肩に力が入りすぎて、空回りしていないでしょうか。相手の言動にイラついたり、予定がズレると一気に不安になったり。僕もずっと「世界は自分の操作で動くはずだ」と思い込んで、勝手に疲れていました。 『悪魔とのおしゃべり』は、そんな思い込みをやわらかく壊してくれる本でした。たとえば、スロットのくだりにある「小さなズレの積み重ねで世界ができている」という視点。自分がコントロールしているつもりでも、実際には“流れに乗っているだけ”なんだと腹に落ちると、相手への期待も少し薄まり、怒りの総量が減っていきます。また、「自分にはもう十分ある」と仮にでも思い込んでみる話もおもしろくて、足りないもの探しばかりだった思考が、今ある環境をちゃんと見るモードに切り替わりました。これは地味ですが、日常の安心度がだいぶ変わります。 さらに個人的に刺さったのは、「能力は誰かのために使うときに本領を発揮する」というパート。自分のためだけに成果を狙っていた時期ほど空回りして、誰かの役に立つ場面に気持ちを寄せた方が自然と動ける。これは仕事でもそのまま効きました。 世界を劇的に変えるような話ではないけれど、「もうちょっと肩の力を抜いて生きたい人」には、静かに効く本です。めんどくさい思考の癖を、一段ゆるめたいときにちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
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