
自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質
折木 良一
KADOKAWA / 2017-12-01
この本について
仕事で「どこまで踏み込んで判断すればいいのか」「チームの感情にどう向き合えばいいのか」「目的が複数あって動きづらい」といったモヤモヤを抱えること、けっこうありませんか。自分もそうで、日々の判断が場当たりになっていないか不安になることがあります。 この本は、そんな迷いに対して、いわゆる経営本とは違う角度から視点をくれました。たとえば、入り口よりも出口戦略のほうがはるかに難しい、という指摘はそのままプロジェクトにも当てはまります。やり始める理由よりも、どう終わらせるかを考える癖がつくと、日々の優先順位が少しクリアになる感覚がありました。また、指揮官が前線の感情に触れ続けるべきだという話は、チームマネジメントをしていると身に覚えが多いです。数字や計画だけを見ていると、部下の感情が置き去りになり、結局成果も出づらいというごく現実的な示唆として刺さりました。さらに、目的を二つ同時に追うと失敗しやすいという戦史の教訓は、日常の仕事の優先順位づけにそのまま使えます。 軍事の話が中心ですが、過度に持ち上げることなく、あくまで人間と組織のリアルな動きを見せてくれる本です。迷いながらチームやプロジェクトを動かしている人には、とくにしっくりくると思います。
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