
大前研一 日本の論点2018~19
大前 研一
President Inc / 2017-12-01
この本について
仕事の判断に迷うときって、「そもそも何を基準に考えればいいんだろう…」と立ち止まる瞬間があると思います。特に、定型業務に追われながら、企画や構想のような“考える仕事”の質をどう上げればいいのかは、多くの人が抱えている悩みだと思います。自分もまさにそこに詰まっていたとき、この本に助けられました。 大前さんの視点は、日本の政治や企業の話が多いんですが、読み進めると自分の働き方や思考のクセを映す鏡みたいに感じます。例えば、間接業務の生産性が上がらない理由を「定型と非定型をごちゃまぜにしているから」と切り分けて見せてくれるところ。自分の仕事でも、毎日やっている作業を改めて棚卸ししてみたら、考えるべきところと思考停止していたところが混ざっているのに気づきました。また、政治の話題も“遠い世界”のことではなくて、小選挙区制の構造が低い目線の政治家を生みやすい、という指摘のように、仕組みが個人の行動をどう形づくるかが見えてきます。 全体として、この本は「国や企業レベルの話をしながら、結局は自分の思考の癖に戻ってくる」感じがあって、視界が一段広がる読書体験でした。特に、最近のニュースをどう捉えればいいかわからないとか、仕事での判断軸が揺れやすい人には刺さると思います。 一歩引いて物事を見たい人にちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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