
世界が変わる「視点」の見つけ方 未踏領域のデザイン戦略 (集英社新書)
佐藤可士和
この本について
仕事で判断に迷ったり、「もっと広い視点で考えられたらな」と思う瞬間ってありますよね。自分の中に答えがあるような気がするのに、業界の常識やフォーマットにしばられて、一歩引いた見方ができなくなる。僕も同じで、気づくと“正しそうな型”に逃げてしまうことがあります。 この本は、そういう時に、自分の思考をもう少し自由で立体的な場所に戻してくれる感じがありました。例えば「普通はこう思いますよね」とあえて共有の土台を探る姿勢は、意見を尖らせる前に“人間としての共通感覚”に立ち返る大事さを思い出させてくれます。また、ミクロとマクロを行き来する視点の話は、日々のタスクで埋もれていると見落としがちな「そもそも何のためにやるんだっけ」という原点を、自然と取り戻させてくれます。さらに「勘」と「感」を往復させる思考は、ロジックと直感のどちらかを選ぶんじゃなく、両方を動かすための実感レベルのヒントがありました。 結局のところ、デザインの本というより「ものごとをどう捉え直すか」の本で、だからこそ専門外の人にも効きます。個人的には、自分の仕事を“自分事化”できなくなってきた時に読み返すと、思考の湿度がちょうどよく整う一冊でした。 視点が凝り固まってきたと感じる人に、静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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