
フェミニストとオタクはなぜ相性が悪いのか 「性の商品化」と「表現の自由」を再考する
香山リカ and 北原みのり
この本について
性や表現の話題って、立場が違う人と話すほど「何が正しくて何が間違いなのか」がどんどん曖昧になって、結局どこに立てばいいのか分からなくなることが多いですよね。誰かを責めたいわけじゃないのに、議論そのものが攻撃の応酬みたいになってしまう感じもあって、私もよく迷います。 この本は、そのモヤモヤを「答えを出す」というよりも、まずは複雑さをそのまま見つめ直すための道具に近いです。読者が保存していた部分を見ても、特に響いていたのは“自己決定ってそんなに万能じゃない”という指摘や、“怒りの矛先がなぜかフェミニストに向かってしまう構造”の話、そして“セックスが多面性を持ちすぎている現実”のところなんだろうと思います。どれも、普段のネットの議論だと切り捨てられがちな視点ですが、この本では一つずつ丁寧に拾い直しているんですよね。 読んでいて感じたのは、「性の商品化に賛成か反対か」といった二択の話ではなく、そもそも“同じ出来事でも、暴力と感じるか快楽と感じるかは人によって違う”という当たり前だけど扱いにくい事実に戻してくれるところです。そして、それを“女性が自分で決めていい”と言う一方で、“自己なんてそんなに強固なものじゃない”とも指摘する。このバランス感覚が、議論に疲れた時にはすごく効きます。 立場を選びきれずにずっと揺れている人ほど、静かに刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_altBookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




