
問題解決大全
読書猿
フォレスト出版 / 2017-12-01
この本について
仕事でも私生活でも、問題に向き合うたびに「そもそも何が問題なんだっけ…?」と立ち止まってしまうことが多いですよね。やる気がないわけじゃないのに進めない。直感で判断するとズレる気もするし、かといって綺麗なフレームワークだけでは現場が動かない。そのあたりのモヤモヤに、僕自身かなり長く悩まされてきました。 『問題解決大全』が面白いのは、解決策そのものより「問題の見え方」を少しずらしてくれるところです。例えば、問題を単にギャップとして捉えるだけでなく、因果がループしている状況ではそもそも“究極原因”なんて見つからない、という視点。これに気づくだけで、無駄に根本原因探しで疲弊することが減りました。また、失敗を引き受ける主体としての姿勢が丁寧に語られていて、「意志があるから問題が生まれるし、だからこそ解決を通じて自分の自由が広がる」という考え方も、個人的には背中を押されました。 方法論としても、使い古された手法をあえて評価したり、計画を細かく分けて実行可能にする工夫があったり、日常にそのまま持ち込める実用度があります。特に、直線的な解決と循環的な解決を分けて考える視点は、複雑な案件で迷いやすい人ほど効くと思います。 「いつも問題の捉え方に自信が持てない」「根性論じゃなく前に進みたい」という人には、静かに刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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