
なんのために瞑想するのか?
アルボムッレ・スマナサーラ and 日本テーラワーダ仏教協会
この本について
最近、頭ではわかっているのに行動が変わらないとか、気づけば同じ反応パターンを繰り返していることってありませんか。自分の意志が弱いのかと思いがちですが、この本を読むと「そもそも仕組みがそうなっているだけかもしれない」と少し肩の力が抜けます。 著者は、こころと脳をまったく別の働きとして整理しながら、人が「わかっちゃいるけどやめられない」理由を淡々と説明していきます。原始脳に大脳が振り回されてしまう構造とか、条件がよくなるとこころが退化しやすいとか、普段あまり言語化できない部分に光が当たる感じがあります。瞑想も特別な体験ではなく、脳に新しいプログラムを書き込むような地味な訓練として描かれていて、逆に現実味があります。 個人的には、「生きるのは身体の仕事ではなく、こころの仕事」という視点にかなり救われました。焦りや不安をごまかすのではなく、こころの働きをそのまま扱う方法があるんだなと感じられます。神秘性よりも“仕組みとしてのこころ”に興味がある人ほど刺さるはずです。 日々の反応パターンを変えたいけれど、根性論にはもう疲れた…そんなときに静かに効いてくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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