
デキる人の秘密: 仏教の性格判断と能力開発法
アルボムッレ・スマナサーラ and 日本テーラワーダ仏教協会
この本について
人の性格や能力って、見ようとすればするほどわからなくなりますよね。相手の評価も、自分への採点もブレまくるし、気づけば「ちゃんとしなきゃ」と焦ってしまう。僕も仕事でつい相手を理解したいのか、支配したいのか、その線があいまいになることがあって、あとでモヤモヤすることがあります。 この本は、そういう“自分の心の癖”を静かに整えてくれる一冊でした。たとえば、能力を伸ばすにはまず慈しみが必要だという視点。努力やテクニックではなく、心がどう動いているかを整えるところから始まるのが新鮮でした。また、性格を分析したがる裏には支配欲があるという指摘も痛いところを突かれます。相手を枠に入れようとする前に、判断そのものをいったん保留するほうが安全だ、というのは日常でもすぐ効きました。そして、思考の整理を「他人の役に立つものだけ残す」という基準でやると、無駄な自己嫌悪や妄想が減って、仕事が軽くなる感覚があります。 完璧な自分になろうと気負うより、持っている一つの能力を手入れしながら、人格を少しでもましにしていく。それでいいんだと思わせてくれる本です。自分にも他人にも厳しくなりがちで、評価に振り回されやすい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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