
脳に任せるかしこい子育て
菅原 洋平 and 菅原 未涼
すばる舎 / 2018-05
この本について
子どもに新しいことを教えるとき、「なんでできないんだろう…」「どこまで手を貸すべきなんだろう…」と悩む場面って結構ありますよね。うちも、やる気がないわけじゃないのに、できない経験ばかり積ませてしまっていた時期がありました。 この本がおもしろいのは、子どもの“気持ち”より先に、“脳がどう処理しているか”という生理学の視点から接し方を考えていくところです。たとえば、キャッチボールができないとき、根性論でも反復練習でもなく、「そもそも目の動きが追いついていないのでは?」と作業を細かく分解し、できるところだけ積み上げていく。いわゆるエラーレスラーニングですが、読んでみると「これならうちの子にも合いそうだ」と具体的に想像できました。また、子どもが集中できない理由がノルアドレナリンの反応だったり、外から与えられた動機づけだと脳が失敗を恐れやすい、という説明も、日常のつまずきを腑に落ちる形で言語化してくれます。 「あれこれ試してきたけれど、どうも子どもと噛み合わない」と感じている人にとって、行動を“姿勢→感触→目の動き→意味”に分けて整えていく発想はかなり使いやすいと思います。子どもに何かを教える場面で、自分の基準で判断しすぎていたかも…と気づかされたい人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの65%が集中しています。
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