
講師力 (DNAパブリッシング)
冨田由起子
インプレス(Impress Corporation) / 2014-02-14
この本について
人に何かを教えたり、場をまとめたりするとき、「ちゃんと伝わってるのかな」「相手の行動につながってるのかな」と不安になることがありませんか。頑張って準備したのに、手応えが薄いまま終わる日もあって、正直どう改善すればいいのか分からないまま次の機会が来てしまう…僕もずっと同じ悩みを抱えていました。 この本が役に立ったのは、テクニックを積む前に「相手のエネルギーをどう生み出すか」という視点をもらえたことです。承認の仕方ひとつでも、タイプによって響き方が違うとか、根拠を求める人には具体的に伝える必要があるとか、細かいところが抜けていたなと気づきました。質問の仕方やタイミングを変えるだけで、相手が自分で動く空気が生まれるのも実感しやすいと思います。講義の準備も「これでいっか」ではなく、時間単位で細かく組む視点があるだけで、場の安心感が変わりました。 そして意外と効いたのが、「参加者に小さく貢献してもらう場づくり」。わざと答えを忘れたふりをして、相手が場に関わる余白をつくる。これだけでその人の満足度が上がり、こちらも一方的に抱え込まずに済みます。 誰かに教える立場だけれど、いつも手探りで「これでいいのかな」と感じている人にはかなり刺さる一冊だと思います。相手を動かす前に、まず相手の心をどう満たすか。その基本をていねいに思い出させてくれる内容でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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