
すべてのJ-POPはパクリである【現代ポップス論考】 (SPA!BOOKS文庫)
マキタスポーツ
扶桑社 / 2018-04-27
この本について
音楽を聴いていて「なんで似たような曲が多いんだろう」とか、「ヒット曲って結局テンプレなのでは」と感じたことがある人、多いと思います。とはいえ自分の感覚だけでは確信が持てず、なんとなくモヤモヤしたまま過ごしてしまう。僕もまさにそのタイプでした。 この本は、そのモヤモヤに“分析”という視点をくれる一冊です。例えば、翼・桜・奇跡といった頻出ワードの組み合わせ方を実際に調べてみる姿勢や、カノン進行がどう大量生産されていったのかを具体的に追っていくくだりは、感覚だけで語りがちなJ-POPを「構造」で理解するきっかけになります。音楽が神託ではなく、分解可能な“部品”で組み立てられた工業製品のように見えてくる瞬間があって、そこがすごく腑に落ちるんです。 とはいえ、ただ斜に構えるだけの本ではなく、最後には「それでも心に刺さるのは身体性を伴う表現だ」という話に戻ってくるのも優しいところで、テンプレを知ったうえでどう音楽を味わうか、という視点まで連れていってくれます。 音楽をもっと深く聴きたい人、J-POPの“既視感の理由”をちゃんと知りたい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
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