
うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間 (文春e-book)
先崎 学
文藝春秋 / 2020-07-08
この本について
人と話す気力がないのに、本当は誰かに会いたい。何も楽しくないのに、焦りだけは消えない。自分なんて誰にも必要とされていない気がして、でもそれを認めたら崩れ落ちそうで。うつまでいかなくても、調子を崩した時のあの感覚を思い出す人は多いと思います。 『うつ病九段』は、その「説明しづらい内側」を言語化してくれる一冊でした。読者が抜粋しているところを見ると、特に沁みているのは三つで、まず「存在を肯定されることがどれほど救いになるか」という点。著者が何度も触れる“みんな待ってます”の一言の重さは、状態が悪い時ほど胸にくるものがあります。次に、症状のリアルさ。感情が消えていく感じや、勝手に悪い方向へ芋づる式に考えてしまうことなど、外からは理解しづらい部分を淡々と書いてくれる。最後に、「治るまで時間を稼ぐ」という現実的な視点。派手な励ましではなく、散歩のような小さな行動に戻っていくプロセスが描かれていて、自分の生活に落とし込みやすいです。 大げさに力づけてくる本とは違って、一緒に低空飛行してくれる感じがあるので、今しんどい人よりも、「最近ちょっと自分の調子がわからない」と感じている人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





