
医者の本音 (SB新書)
中山 祐次郎
SBクリエイティブ / 2018-08-06
この本について
病院に行くたびに「なんでこんなに待つんだろう」とか、「様子を見ましょうって、結局どういう状態なんだ…」みたいな小さな不安って、ずっと残りがちですよね。自分も家族の付き添いをしていると、医者の説明がわかるようでわからず、帰り道にモヤモヤが残ることがよくあります。 『医者の本音』は、その “言われても腑に落ちない部分” に静かに手を伸ばしてくれる本でした。例えば、「様子を見ましょう」の裏にある“時間が診断を助ける”という医療の特性は、知っているだけで不安の質が変わりますし、「病名をはっきり言わない」理由が信頼を守るための判断だと知ると、医者との距離の取り方が少し柔らかくなります。また、がん告知の場面での「まず何を聞くべきか」が具体的に書かれていて、いざというときの自分の備えにもなる実用性があります。 医療の裏側を暴くような刺激的な本ではなく、むしろ、医者も患者と同じように迷いながら判断していることが伝わってくる一冊です。だからこそ、こちらも構えずに読み進められます。病院という“日常だけど非日常”の空間で感じる不安を、少しでも言語化したい人には特に刺さると思います。 医療に詳しくなくても、自分や家族の受診に向き合うときの心の置き場所が、少しだけ見えてくる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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