
アスリート×ブランド: 感動と興奮を分かち合うスポーツシーンのつくり方
長田新子
この本について
仕事で「人を巻き込む企画」を考えるたびに、数字ばかり追ってしまって手が止まることがあります。部署の意向もあるし、上には説明しないといけない。でも、本当に人の心が動く瞬間って、KPIのセルの中じゃ測れないんですよね。そんなモヤモヤを抱えているときに、この本の抜粋が妙に胸に残りました。 著者が繰り返し語っているのは、アスリートを“使う”のではなく、現場に足を運んで、彼らの熱に触れ、その熱の意味を理解した上で関係を育てる姿勢でした。数字より先に「誰と何をつくりたいのか」を自分の言葉で語れる担当者がいるかどうかで、企画の行方が決まるという話は、スポーツに限らずどの仕事にも当てはまる気がします。ブランドメッセージの精度を上げるとか、他部署のメリットに目を配るとか、当たり前に見えるけど日々の忙しさでつい置き去りにしてしまう視点が丁寧に書かれています。 アスリートと企業の関係を軸にした話ではあるけれど、本質は「熱量のある当事者をどう見つけるか」「コミュニティとどう信頼を築くか」という普遍的なテーマ。プロジェクトが形だけになりがちだと感じている人には、かなり刺さると思います。 特に、ブランド側がアスリートを主役にできているか、自分たちはそのシーンを本当に理解できているのかという問いは、そのまま自分の仕事にも返ってきます。正解を押しつける本ではないけれど、視点が少し整う感覚がありました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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