
情報を活用して、思考と行動を進化させる
田中志
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2021-04-23
この本について
仕事で情報を集めても、結局「何をどう判断すればいいのか」があいまいなまま終わってしまうこと、けっこうありませんか。集めた資料の山だけ増えて、視点が固まらないまま時間だけが過ぎる感じ。自分もずっとその悩みが抜けず、必要な情報にたどり着けない歯がゆさを抱えていました。 この本は、そういう“情報迷子”の状態から抜け出すための現実的な方法がまとまっています。たとえば、Google以外で検索する発想や、Connected Papersのような論文マップを使って視界を広げる工夫は、日常の仕事にすぐ反映しやすいものばかりです。また、アンケートをつくる前に「最終的に描きたい図」を決めてしまう、という地味だけど効き目のある手順は、読みながら思わず自分の失敗を思い出しました。視点を“動かす”ことで問いが増える感覚は、一度味わうと仕事の見え方がだいぶ変わります。 特に、「図を書きながら考える」「俯瞰・注視・傾向・逆転といった視点を行き来する」といった習慣づくりは、即効性はなくても、じわじわ効いてくるタイプのものです。情報に振り回される側から、情報を料理できる側にゆっくり移っていくための足場をつくってくれる本だと思います。 自分の思考をもう一段クリアにしたいけど、派手なメソッドにはちょっと疲れた…という人に刺さるはずです。
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