
子どもを生きればおとなになれる―「インナーアダルト」の育て方
クラウディア・ブラック
アスク・ヒューマン・ケア / 2003-07-16
この本について
最近、感情の扱い方がいまいちわからなくて、気づいたら仕事に逃げたり、食べてごまかしたり、先延ばしで自分を守ってしまうことってありませんか。頭では「よくないな」と思うのに、長年のクセみたいになっていて、どう向き合えばいいのか迷うことがあると思います。僕も同じで、自分の反応がどこから来ているのか掘ろうとすると、ちょっと怖くなる瞬間があります。 この本は、そういうときに「じゃあまずはここから試してみるといいよ」と足場を作ってくれる感じがあります。たとえば、嫌な感情が出てきたときに無理に抑え込むんじゃなくて、その感情が何を求めているのか丁寧に拾うこと。あるいは、自分が昔から使ってきた“防衛のパターン”を一度書き出して、今の自分にも本当に必要なのか見直すこと。どれも地味ですが、日常の中で少しずつ試せる現実的なやり方です。 もうひとつ助かったのは、「コントロールできること・できないこと」の線引きがすごく具体的に語られているところでした。やろうと思えばできる行動だけにフォーカスすると、感情に引っぱられすぎずに今の自分に戻ってこられる。その積み重ねの中で、子どもの頃に身につかなかった基本的なスキルを大人になってから育て直す、という視点も腑に落ちました。 自分の反応の理由を知りたい人、そして“変わろう”よりも“まず自分を理解したい”という人には静かに効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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