
スルースキル - “あえて鈍感”になって人生をラクにする方法 -
大嶋 信頼
ワニブックス / 2018-08-24
この本について
職場でも家庭でも、相手の一言が妙に引っかかって、その日の気持ちがずっと重たいまま…みたいなことってありますよね。頭では「気にしすぎだ」と分かっているのに、どうしてもスイッチが切れない。僕自身も、相手の機嫌や空気を読みすぎて疲れてしまうタイプなので、このモヤモヤはよく分かります。 この本が面白いのは、「鈍感になれ」と根性論を言うんじゃなくて、そもそも“スルーできない脳の仕組み”を解き明かしてくれるところなんです。例えば、他人を優先しすぎるクセがあると、相手がちょっと強く出てきただけでモンスターに見えてしまうこと。逆に「これは気にする価値ある?」と自分に問い直すだけで、余計な反応がスッと消えること。こういう視点の転換が何度も出てきて、読んでいるうちに肩に入っていた力が抜けていきます。 特に刺さったのは、緊張して“全部自分でやらなきゃ”と思っていると、ますます些細なことが気になってしまう、というところでした。著者が言うように、人に一つ頼ってみるだけで世界の空気が変わる瞬間があって、そこから「案外みんな助けてくれる」という感覚が育っていく。これは精神論じゃなく、読後に実際の行動が少し変わるタイプの本だと思います。 「周りに振り回されている自覚はあるけど、どう距離を取ればいいか分からない」という人に静かに効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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