
やりたいことを全部やる!時間術 (日本経済新聞出版)
臼井由妃
この本について
忙しい日に限って頭が回らなかったり、やるべきことを詰め込んでいるのに「今日、何してたんだっけ…」みたいな空白が残ったり。人と会う予定を削れば時間ができるはずなのに、逆に気持ちの余裕まで削れていく感じ。自分もずっとその繰り返しでした。 この本が面白いのは、「もっと時間を詰め込め」という方向ではなく、むしろ“時間の密度の落とし穴”を一つずつ外していくところにあります。たとえば、忙しいときこそ勉強して心のゆとりをつくる発想とか、短時間で仕上げた仕事より、時間をかけた仕事のほうが良いように思えてしまう“錯覚”への気づきとか。あと、会う相手を減らすんじゃなくて、「誰と会うか」を選ぶことでチャンスの通り道を残しておく、という考え方も刺さりました。やらないことを決めるというより、自分にとって意味のある動きを残す感じに近いです。 個人的には、翌日のシミュレーションをするだけで仕事の立ち上がりが軽くなるところや、完璧主義を手放すことで時間効率が上がっていく話が、実生活でいちばん効きました。「必死に詰め込む」のではなく、「確実にできる範囲で回す」ほうがずっと気持ちが保てるのは、読者の多くも経験的にわかるはずです。 こんな人に刺さると思います。やりたいことは多いのに、毎日が“なんとなく忙しい”まま過ぎていく人。自分もそのひとりですが、この本はそのモヤモヤを少しずつほぐして、現実的に使える視点をくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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