
りゅうおうのおしごと!10 (GA文庫)
白鳥 士郎、しらび
Square Enix / 2019-08-09
この本について
仕事でも趣味でも、ここぞという場面で一手が指せずに後悔だけ残ることってありますよね。あとで考えれば動く理由も揃っていたのに、才能がないとか、結果が怖いとか、そんな言い訳を並べてしまう時期が僕にもよくあります。 『りゅうおうのおしごと!10』を読んでいて刺さったのは、まさにその“迷いの一手”に向き合う姿でした。作中の「下ろす。それは決意の一手だった」という流れは、盤面の話でありながら、自分の停滞にも重なる感触があります。才能の差を理由に立ち止まるんじゃなく、たとえ苦しい局面でも一歩踏み込んでみることで景色が変わる。勝利がゴールじゃなくて、次の局面の始まりに過ぎないという視点も、日々の仕事に置き換えると不思議と肩の力が抜けました。 そしてこの巻は、緊張感ある対局だけじゃなく、一門の会議をモノポリーで決める緩さもあって、勝負ごとを生きる人たちの“人間くささ”がそのまま支えになる感じがあります。完璧な人なんてどこにもいなくて、みんな迷いながら一手を選んでいるんだという実感が持てるんです。 自分の実力に不安を抱えつつも、前に進む理由を探している人には特に刺さる巻だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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