
りゅうおうのおしごと!6 (GA文庫)
白鳥 士郎、しらび
Square Enix / 2017-12-25
この本について
仕事でも勉強でも、自分なりに頑張っているつもりなのに「これで届くのかな…」と焦る時ってありますよね。考えれば考えるほど手が止まったり、誰かに振り向いてほしい気持ちばかりが大きくなったり。何かを捨てれば前に進める、なんて話が信じられなくなる瞬間もあると思います。 『りゅうおうのおしごと!6』は、そんな停滞の中にいる時ほど刺さる場面が多い巻でした。身体も才能も不十分だと自覚しながら「それでも私はここで勝負する」と決める姿には、根性論ではない“踏ん張り方”があって、読んでいる側の気持ちも自然と整えられます。それに、第一感で最善が見える時と長考しても堂々巡りになる時の話は、そのまま日常の判断にも使えて、妙に実感がありました。努力の代わりに何かを捨てても状況は変わらない、という一言も、言い訳しがちな自分にはちょうどいい重さでした。 登場人物たちは将棋に人生を賭けているけれど、そこで描かれる迷い方や気持ちの立て直し方は、自分の仕事や選んでいる道にも重ねやすいです。勝つためだけじゃなく“見てもらいたいから続けている”という感情も、人間くさくて救われます。 自分のペースで前に進みたいけれど、今はちょっと足が止まっている…そんな人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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