
りゅうおうのおしごと!7 (GA文庫)
白鳥 士郎、しらび
Square Enix / 2018-03-13
この本について
仕事でも趣味でも、周りに合わせたほうがいいのか、自分の感覚を信じて動くべきなのか。頭では分かっていても、実際の行動になると急にブレーキがかかることってありますよね。僕もよく「この選択はわがままなんじゃないか」と迷う瞬間があります。 『りゅうおうのおしごと!7』を読んでいると、そんな迷いに対して少し視点が変わる場面がいくつもありました。たとえば、強くなる方法が人それぞれだという描写。これは将棋だけの話じゃなくて、自分の成長ルートを自分で決めていいんだ、と素直に肩の力が抜けました。若いからこそ流行を作る側に立てる、という感覚も、「みんなと同じでなくて大丈夫」という背中の押され方で、変に前のめりじゃないのが心地いいんです。 もうひとつ印象に残ったのは、血縁とは別に「努力でつながる家族」があるという話。これは職場のチームでも、趣味仲間でも思い当たるところがあって、関係が自然に強くなるわけじゃないからこそ、踏み込む姿勢が大事なんだと静かに実感しました。大人になると夢を持ち続けることが難しくなる、という描写も、無理に熱量を盛り上げるんじゃなくて「それでも抱え続ける人がいる」と提示してくれる感じが妙にリアルです。 等身大の迷いを抱えたまま前に進みたい人に刺さる巻だと思います。自分のやり方を信じたいのに揺れる、そんな時期の支えになってくれました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
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