
りゅうおうのおしごと!3 (GA文庫)
白鳥 士郎 and しらび
SBクリエイティブ / 2016-05-12
この本について
仕事でも趣味でも、好きで始めたはずなのに、気づけば人の目ばかり気にしてしまうことってありますよね。成果とか評価とか、将来どうなるかとか……頭では「純粋に楽しみたい」と思ってるのに、心がそっちを向いてくれない時期が誰にでもあると思います。僕もよくそこで足が止まります。 『りゅうおうのおしごと!3』の抜粋を読んでいると、将棋の世界を描いた作品なのに、実は「好きで始めたこととどう向き合い直すか」というテーマがずっと流れているように感じます。たとえば、将棋盤を脳内で傾けるシーンは、ただの比喩というより、自分が凝り固まっていた視点をふっと動かす感覚に近いし、「他人の目ばかりを気にしていた」という告白は、職種を問わずそのまま胸に刺さります。 さらに、「これが書きたい」とようやく思えたという作者の言葉があって、作品そのものが“自分の本音に戻る過程”のように読めるんですよね。物語の中の敗北や苦さも、決意や喜びも、きれいごとにせず描かれているので、読んでいて変に背中を押される感じがありません。むしろ「悩んでもいいけど、もう一手指してみるか」と自然に思えるような温度です。 自分の好きなことが少し重たくなってきた人、あるいは評価に縛られて動けなくなりつつある人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
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