
黒いマヨネーズ (幻冬舎単行本)
吉田 敬
この本について
仕事でも生活でも、ちょっとした判断にいちいち疲れてしまう時ってありませんか。決めるほど体力が削られて、気づけば「なんでこんなことでイライラしてるんだろう」と自己嫌悪までついてくる。僕も同じで、日常のどうでもいい迷いに振り回されることがよくあります。 吉田敬さんの『黒いマヨネーズ』は、そんな自分の“面倒くささ”や“情けなさ”を笑いながら受け止められる不思議な本でした。刺さっている人の抜粋を眺めるだけでも、決断に体力を使いすぎている感じとか、理想通りにいかない時につい当たり散らしたくなる衝動とか、「ああ、これ自分にもあるな」と思える場面が多いんですよね。吉田さん自身も迷ったりこじらせたりしているからこそ、読んでいるこちらも変に背筋を伸ばさずに済みます。 特に効いたのは、物事がうまくいかなかった時こそ周りに感謝した方がいいという話や、ボヤのうちに消すという小さな自戒の積み重ねです。どれも大げさな処方箋じゃなく、生活の中で「あ、今ちょっと重力を弱めたいな」と思った時に使える視点ばかり。中年のエロ話からボートレースの金銭感覚まで飛び散った話題が、逆に人間のリアルさを引き戻してくれます。 完璧じゃない自分を抱えたまま笑いたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
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