
徹底的にかみくだいたドラッカーの「マネジメント」「トップマネジメント」
二瓶 正之
主婦の友社 / 2019-03-08
この本について
仕事をしていると、目の前のタスクに追われながら「これって本当に意味あるんだっけ」とか、「上司との噛み合わなさってどう埋めればいいんだろう」とか、じわっとしたモヤモヤがつきまといます。頑張っているつもりなのに、全体の中で自分がどう動けばいいのか見えないあの感じ、僕もよく迷います。 この本が効いたのは、そういう“足元の混乱”を、もう少し引いた視点で整理できるところでした。たとえば、近い将来と遠い将来を同時に見ながら行動するという考え方は、今日の判断がどの時間軸のためなのか自覚できるようになり、迷いが減りました。また、上司の強みや弱みを把握してフォローするという話は、単なる「関係改善」ではなく、自分の成果の出し方を調整する具体的な行動として落とし込みやすかったです。さらに、「われわれ」を主語にするという小さな習慣も、チーム全体の視点に戻してくれるので、独りよがりの焦りが減りました。 結局、この本はドラッカーの思想をふんわり語るのではなく、「職場という現実の中で、自分はどんな行動を選べるのか」を地に足のついた形で示してくれます。組織と自分の関係性を見直したい人にはとても刺さると思います。
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