
P.F.ドラッカー 完全ブックガイド
上田 惇生
ダイヤモンド社 / 2012-05-17
この本について
仕事の目的とか、自分の役割とか、組織との距離感とか。頭では考えているつもりでも、ふと「これって本当に意味あるのかな」と立ち止まる瞬間ってありますよね。私も迷うたびに机の前で固まってしまうタイプなんですが、この本を読んで少しだけ視野が広がった感覚がありました。 ドラッカーの言葉は“正しさ”を押しつけてこないんです。むしろ、「何に貢献したいのか」「今の仕事は何のために存在しているのか」と、こちら側に問いを返してくる。たとえば、仕事を目の前の作業の集合ではなく「顧客を創る行為」と捉え直すと、日々の判断の基準が変わりますし、「知りながら害をなすな」という姿勢は、自分の専門性の扱い方を見つめ直すきっかけになります。それに、個人だけを主語にせず、組織や社会という“全体”を見るという視点も、行き詰まったときの出口になりやすい。 結局のところ、この本は経営者だけのものではなく、自分の仕事を“ただの作業”として消費したくない人が読んだほうがいい本だと思っています。立場に関わらず、長く働く意味や、成果をあげるための習慣について、自分の言葉で考えられるようになるはずです。 「組織の中で迷子になりがちな人」にほど刺さる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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