
SOLO TIME (ソロタイム)「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である (夜間飛行)
名越康文、伊藤美樹
Alfred Music Publishing / 1990-11
この本について
人と関わる時間は嫌いじゃないのに、帰り道でどっと疲れたり、相手のほんの小さな反応がやけに気になったり。理由が分からないまま「また余計な気を使ってしまった…」と落ち込むこと、僕もよくあります。そんな時にこの本を読むと、悩んでいる相手は目の前の人ではなく、自分の中に棲んでいる「心の中の他人」なんだと気づかされます。ここがまず大きかったです。 この本が効くのは、群れの中で自分を保つのがしんどい時です。たとえば、無意識に誰かと比べてしまう癖も、過剰に期待に応え続けてしまう感じも、「群れから落ちたくない」という身体レベルの反応として説明されると、妙に腑に落ちるんですよね。怒りや攻撃的な言動も性格の問題ではなく、身体に残った記憶から出てくるものだと書かれていて、そこで初めて「じゃあ、責めなくていいんだ」と思えました。ひとりになる時間を意識的に持つことで、心の基準点が少しずつ整っていく感覚も、実際にやってみると分かります。 一気に性格が変わるわけではないけれど、群れから距離を取りながら、自分に戻る道筋をていねいに示してくれる本です。周りとうまくやれているように見えるのに、内側だけ消耗してしまう人に刺さると思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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