
子どもの能力は9歳までに決まる
大久保 博之
サンマーク出版 / 2019-05
この本について
子どものことで悩んでいると、「今の関わり方で大丈夫なんだろうか」とふと立ち止まる瞬間がありませんか。頑張っているつもりでも、つい怒ってしまったり、何を優先すべきか分からなくなったり。僕自身、情報が多すぎて混乱したときにこの本を読んで、少し肩の力が抜けました。 この本が助けてくれたのは、幼児期に“何をやるか”よりも“どう脳が育つのか”を知ることの方がずっと大事だと気づかせてくれたことです。例えば、9歳までに脳の器がほぼ完成するという視点があるだけで、早期教育の競争に巻き込まれなくてもいいと思えるようになります。さらに、「暑いね」「寒いね」といった親の何気ない言葉が言語の器を広げたり、日曜のランチの盛り付けが論理性を育てたりと、具体的な生活のシーンで何をすればいいかがすっとイメージできるのもありがたいところでした。特別な教材より、親子の時間で十分に育つものがあるという話にも救われます。 とはいえ魔法の方法ではなくて、親自身が我慢したり、スマホを控えたりといった“背中の見せ方”も含めて、できる範囲で整えていこうという現実的なスタンスです。子どもの個性ごとに伸ばせる知能がいくつもあるという捉え方も、比べるのではなく観察する姿勢につながりました。 子どもの「今の育ち方」にもやっとしている人にしっくりくる内容だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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