
子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」
石田勝紀
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2017-09-14
この本について
子どもに何度言っても同じことでつまずいて、つい強めに叱ってしまう。叱ったあとに自己嫌悪がやってきて、「これで本当に伝わっているのか…」と不安になる。そんな堂々巡り、ぼく自身も抜けられずにいた時期があります。 この本が効いたのは、「子どもを動かす前に、親の視点を一度洗い直す」というところでした。たとえば、原因を完璧に解明しようとしなくていいという考え方。できない理由を掘り続けて余計にイライラしていた自分には、かなり肩の力が抜けました。さらに、やるべきことより先に“やらない方がいいこと”を整理する流れも、実際に使いやすかったです。叱る場面が減ったのは、子どもの欠点より「この子の中のどんな長所が動いているんだろう」と見方を変えた瞬間からでした。 ゲームや勉強など、親がつい口出ししたくなる領域も、「強制すると形だけになる」「自分で決めたルールの方が守れる」という当たり前だけど見落としがちな原則に引き戻してくれます。特に、怒りがこみ上げた時の“6秒待つ”“立ち去る”といった現実的な対処は、忙しい日の夕方でも試しやすかったです。 叱るのをやめたいのにやめられない、子どもとの距離感に迷っている。そんな人ほど、この本の視点は静かに効いてきます。
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