
賢い子を育てる夫婦の会話―――その言い方、子どもはもう影響を受けているかも!? (子育ての教科書)
天野ひかり and 汐見稔幸
この本について
子どもに向き合おうとしているのに、気づけば「どうしてそうなの?」とか「それ違うでしょ」と責める言い方になってしまうこと、けっこうありますよね。こちらは正しく導きたいつもりでも、あとから振り返ると“自分の都合だけで話してたな…”と落ち込むこともあると思います。夫婦の会話も同じで、ちょっとした言い方ひとつで空気がギクシャクしたりします。 この本が教えてくれるのは、立派な指導法というより、親や夫婦が“相手の立場で想像して話す”ためのコツでした。子どもには「何してたの?」と子どもの目線に寄せるだけで会話が変わるし、夫婦では「やっておくよ」と一言添えるだけで安心感が生まれる、そんな小さな工夫がたくさん紹介されています。どれも特別なテクニックではなく、日常の場面で試せるものばかりです。 読んでいていちばん刺さったのは、否定しないでそのまま受け止める姿勢が、自己肯定感の土台になるという点でした。親が全部決めてしまうと、子どもは“怒られない選択”しかできなくなる。逆に、夫婦の関係がやわらかくなると、子どもも落ち着く。結局のところ、家庭の空気って全部つながっているんだなと実感します。 「正しく育てたい気持ちが空回りしている気がする人」にとくに届く本です。自分を責めずに、明日からちょっと言い方を変えてみようかな、と思える一冊でした。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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