
子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ
天野ひかり and 汐見稔幸
サンクチュアリ出版 / 2016-05-23
この本について
子どもが怒ったり、床に寝転んだり、買い物中に「欲しい!」を連発したり。こちらも冷静にいたいのに、つい「ダメ!」と言ってしまう……そんな場面、僕も日常茶飯事です。叱りたくて叱っているわけじゃなくて、「ちゃんとした親に見られたい」という焦りが混ざってしまうこともありますよね。 この本は、そんなモヤモヤを「子どもの気もちをどう受け止めるか」という視点に置き換えてくれます。印象的だったのは、子どもの言葉をそのまま返したり、まず気もちを言語化してから事実を聞いていくという流れ。感情を先に受け止められると、子どもは落ち着いて話せるようになるんだろうなと実感しました。もうひとつは、親が水を注ぐ前に“器を大きくする”という比喩。知識やルールを押し込む前に、安心感や自己肯定感を育てることのほうが先、という考え方に救われました。 僕自身、つい“正しいやり方”を教えようとして空回りしてしまうタイプです。でも、子どものペースで話してもらうためには、こちらが聞き出そうとするのをやめること、指示より対話を増やすことが大事なんだなと腑に落ちました。 「子どもの言動に毎日振り回されているけれど、怒る以外の関わり方を知りたい」という人にじんわり効く本だと思います。
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